自宅で続ける食べる力のサポートをご家族と一緒に育てる🌿

在宅療養で大切になる連携の力

ご自宅での療養では、一人の利用者様を多くの職種が支えています。看護師は体調の変化やバイタルの流れを確認し、理学療法士や作業療法士は姿勢や筋力の状態を見ながら、安全に食事ができる環境づくりを考えます。
ただし、訪問は限られた時間のため、すべての状況をその場で確認できるわけではありません。特に食事中の様子は、訪問のタイミングによっては見ることが難しいこともあります🍚

食事場面を見られないと起こりやすいこと

食事の時間帯に訪問が重ならないと、むせやすさ・飲み込みにくさ・食べるペースの変化など、小さなサインを見逃してしまうことがあります。
嚥下の問題はゆっくり進行することが多く、ちょっとした違いが数日、数週間で大きな変化につながることもあります。訪問時だけでは見えない部分を補うためにも、普段の食事風景の情報はとても貴重です👀

ご家族が気づく何気ない変化が大きなヒントに

日常の中で一番利用者様の近くにいるのはご家族です。
「少しむせる回数が増えた気がする」「食事に時間がかかるようになった」「食後に咳が続く」「前より水分が飲みにくそう」など、ほんの些細な違いでも充分な情報になります。
こうした気づきが、嚥下の問題を早い段階で察知するきっかけとなり、適切な対応につながります✨

情報共有でケアがより良くなる

ご家族からの詳しい情報があると、スタッフは次回の訪問で重点的に観察するポイントを絞ることができます。
姿勢の調整や食形態の見直し、水分の飲み方など、気づいた点をすぐにケアに反映できるため、安全な食事につながりやすくなります。
在宅療養は、ご家族とスタッフが同じ方向を向き「一緒に見守る」ことで、食べる力を守るサポートがよりしやすくなります🌼

みんなで利用者様の安心につなげていくために

在宅療養は一人で抱え込む必要はありません。ご家族が気づいた日々の変化と、スタッフの専門的な視点が合わさることで、嚥下ケアはぐっと充実します。
気になることがあれば、遠慮せずにスタッフへ共有してください。どんな小さなことでも、次のケアの大切なヒントになります🍵


ご家族とチームで考える誤嚥予防 日常の中で気づく嚥下のサイン